デンマーク Ole WanscherによるSenator 1シートソファ
クッション内部スプリングが切れてしまいカバーに穴が開いてしまった、座ると切れたスプリングがお尻に刺さって痛い、とご相談を頂きました。
切れていたスプリングは鋼線をカシメるための専用のスリープで固定、テープで先端保護をしました。
当初、スプリングのバネとバネとの間には充填材など何もなく、すべての力がバネにかかってしまう状況でした。それもあり、長年の使用でバネに負荷が強く掛かってしまったのでしょう。今回計10か所もバネが切れてしまっていました。
バネにかかる負荷を軽減するために充填用のフェルトで一つ一つバネをくるんで保護をしていき、ウレタンフォームでクッションを成形、カバーは表裏は穴が開いてしまったため交換をしましたが側面:マチの部分は再利用して縫製いたしました。
ついでに、フレームに緩みがあるということで様子を見てみると、おそらくフレームに緩みがある状態で使用していたこともあってか、座面下の座枠が外れてしまっていました。Sバネ(フラットスプリング、平バネ)片側外してから組みなおして修理までも行いました。
そうそう、ソファの張替修理はこれまで受けていませんでしたが
今回のようなタイプ、独立したクッション一つ一つがカバーで包まれるタイプ、に限っては今後対応してまいります。
まだまだ技術不足のため全体張り包みタイプのソファは受け付けることは出来なかったり、仕様によっては対応できないことも多いと思いますが、、出来そうなご依頼は対応いたしますので、どうぞご相談くださいませ。
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